念願のミュシャ展へ

念願のミュシャ展へ

昨日は午前中、念願のミュシャ展へ行って来ました。
場所は国立新美術館、乃木坂駅から直結、アクセス抜群のきれいな美術館です。

ちょうど草間彌生展も始まっていて、入り口を入ってすぐのところから長蛇の列ができていました。
2階のミュシャ展は、というと…こちらもまた20分待ちの行列

以前、森美術館でおこなわれたミュシャ展も、かなり並んだ記憶があるので、日本人は総じて、ミュシャが好きなんだなと思いました。
今回チェコから運ばれて来た「スラヴ叙事詩」20点は、チェコの人々でもなかなかお目にかかれない、チェコの国宝とも言える絵画です。
1作品の大きさも、床から相当高いところにある天井まで、かなりの大きさで、何で運んだのかと本気で悩むほどでした。
(調べたところ、ドイツの航空会社ルフトハンザの物流会社ルフトハンザ・カーゴが運んだそうで、枠から外して丸めて空輸したみたいです
 



こんな精緻な絵が20点も壮大に並んでいるんです。
驚くと同時に、その愛国心と熱意に感動しました。
ミュシャはこの「スラヴ叙事詩」を晩年までの16年かかって仕上げたと言われています。
ですが、むしろ16年で足りたところがすごいのです。
何しろ、6m×8mという絵を、ひとりで描き続けたわけですから、それはもう情熱の一言では言い表せないですよね。
何と言うか、絵の前でしばらくの間、呆然とたたずんでいました。
ちなみに、上の写真は、こういう展示会にはめずらしく、写真撮影可能エリアというものがありまして、そこに飾られていたものを撮っています。
無許可ではありません。
会場の出口にはグッズショップがあり、そこでまた会計に30分も待ちました…。

またしても、図録はもちろん、一筆箋やマスキングテープなどなど、いろいろ買ってしまいました
そして最後に、さすがにおなかがすいたので、美術館内に4ヶ所もあるレストランやカフェのうちの、B1Fにあるカレというレストランに行って、ミュシャ展特別メニューをいただいてきました。

グーラッシュはハンガリー起源のスープで、ハンガリーではグヤージュと言われている料理です。
本物はもっと赤っぽい色をしていて、赤パプリカとトマトがたっぷり入っています。

でも、おいしかったです
美術館へは娘が生まれてからは初めて行きましたが、たまに行くとこんなにも幸せになれるんだなと思い出しました。
気になる展示会があったら、また足を運びたいと思います。
ミュシャ展は6/5までですが、ぜひ行ってみてください。
日本はおろか、世界でもめったに(もしかしたら二度と?)見られない、素晴らしい絵画が見られますよ